新しい活動その1

あっという間に11月!
こんにちは、大川村の緑のふるさと協力隊、あべなです。
ブログはご無沙汰ですが毎日活動に奔走してますよー!最近は青年団の活動が多く、わいわいする時間が増えてとっても楽しいです。

さて、今日は最近力を入れている活動の紹介をしましょう。
ばーん・・・
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記念すべき創刊号!

9月から始めた、手作り新聞「おおかわたんけんたい」の発行です。
月々の活動や暮らしの中での発見、活動の告知など、
イラストを交えてA3サイズにまとめてあります。
出来上がったらコピーして、お世話になっている人を中心に、直接、配りに行きます。だいたい月末に月のまとめとして作成するので、ギリギリになってしまうのですが…(;・∀・)
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今月…あっ、もう先月💧


こんな手作り新聞を作って配るのなんて何年ぶりでしょう!中学生が最後かな。
そう、これは良く言えば「懐かしい」、ちょっと意地悪に言えば「幼稚な」活動なのです。(幼稚というか、古めかしい、遠回り、後進的の方がしっくりくるかしら)

そうと分かっていながら、
残り6ヶ月、この新聞を毎月発行しようと決めました。
なんで始めようと思ったのか。3つの理由があります。

1 緑のふるさと協力隊の活動をもっと共有したい
 
「緑の協力隊ってなにしゆうが?」
よく聞かれることです。
「村のえきのお手伝い」「農家さん専門のお手伝い」「役場でのお手伝い」
人によって認識はバラバラで、実際はどれも正解だけど、どれかひとつってことはありません。それ以外にだって色々してます。「なんでも屋さん」という言葉がしっくりきますが、その一言にまとめてしまうのは、目的がはっきりしなくて、なんだか勿体無い気もします。(いまの自分の認識は、「地域総合支援」という言葉に落ち着きました。)

そもそも、ここ大川村では4年目の受け入れということもあって、名前や1年という活動期間は広く認知されています。
しかし、仕事の内容はあまり。
なんでやろう?ーーその答えは、発信の機会の少なさにありました。

今まで個人で情報発信をする機会といえば、年4回発行される村の広報誌に載せるコラムのみ。文字数の制約もあり、1つのテーマしか取り上げられません。
ブログを始めSNSもしているけれど、どちらか言うとターゲットは村の外にあるのかなと思っています。照れくさくって、村の人にはあんまり宣伝していません…笑

そりゃあ知る機会もないわ。。
ふと道端で会った時に活動の話になっても、全部は伝えきれない。

じゃあ、自分のペースで伝えよう。眺めてもらおう。
個々の活動を記していく行為はすごく地道ですが、
回数を重ねることによって、「肌感覚」で作っているこの活動を、近い温度で感じてもらえるんじゃないかと思っています。

2 会話のきっかけを作りたい
 
活動先が増えると生まれる問題。
「ひとりひとりに対する密度が減少してしまう」
ざっくり言い換えると、会いにいけなくなる人も生まれてしまうということです。

私の日々の活動はすべて自分で組み立てるようになっていて、
なにか依頼のあった事案から優先してスケジュールに組み込むようにしています(イベント準備や加工品づくり、読み聞かせなど)。
その合間で村の方を訪問させてもらっているのですが、
任期も後半になってくると、依頼の数が増えてきます。
「お話だけでもしにいこう」と思って訪問していた村の方を訪ねられなくなるのはとても心苦しいことです。
かと言って、間が空くと「なにから話そう…」とどぎまぎしてしまうのも事実です。毎日会っている方がかえって話題が尽きないことってありますよね。

その悩みを解決するための手段が「新聞」です。
会いに行く口実にもできるし、自分自身のモチベーションにもなります。
配る+αの時間も安易に調節可能。
活動も一目で知ることができるから、相手方との会話にも広がりが生まれます。
(そこから新たな依頼が生まれたら万々歳じゃあ!)

ひとりひとりに対する密度は小さくなってしまうかもしれないけれど、
「私の心はちゃんとここにあります」
というアピールにもなると思っています。(ちょっと上から目線かな…)
「新聞配り」と称して、むらの色んなひとに会いに行っています。

3 人と人を繋ぎたい

さて最後。これが一番の目的!
わずか400人ちょっとの村といえども、村の中はとっても広いです。
行こうと思わなければ、知ろうと思わなければ、
地域のことやそこに暮らす人のことも知ることはできません。

村で、半年とちょっと暮らしてきて、地域づくりに大切なのは「帰属意識」と「信頼」だなあと確信しています。
地域づくりは、新しい事業を興すことだけではありません。そこに住み続けて、暮らしの環境をより良くするために声を上げること、そもそも、関心を持って見守ることも、大事な要素です。

帰属意識は、「自分がどんな環境(人・もの・コト)に囲まれて生きているのか」を認識することで芽生え、育つのだと思います。身の回りのこと、地域のことを知るだけで、序盤ではあるけれど、十分地域づくりに参加出来ていると思うのです。

私は、地方社会の魅力は「政治の存在がすぐそこにある」ことだと思っています。
国政よりも都会よりも、もっともっと、暮らしと政治の関係が見えやすいです。
「ここで私、生きてるんやなあ」って感じがします。陳腐な言葉やけど…
地域づくりに参加するってことは、自治に参加するってことなのです。政治って言うと固いけど、意外と身近でしょ?

回り回って大きな話になってしまいましたが、
緑の協力隊の活動を眺めることを通して、
帰属意識…いや、ふるさとへの注目度を高めることができるんじゃないかと思うのです。

私がいなくてもこの地域は回り続ける。
でも、私のような「地域を走り回る存在」があることで
日常生活を縁取ることはできます。

すーっごく、ささやかながら、そして僭越ながら、
これもひとつの地域を盛り上げる手段なのかなと思っております。

***

長くなりましたが、一番の理由は
「こういうの、好きだから」です。
文章を書くのもレイアウト考えるのも、すごーく時間はかかるのですが、とってもやりがいがあります。ぴったりの文章が降りてきたら、サイコーに興奮します。感想が返ってきた時はもっともっと!10月号を配った時は「待ってたよ〜」という声がちらほら聞こえてきて、感極まってしまいました。。

「好きだから」で突き進むことに、ずっと憧れていました。
今までそれができなかったから…
それが、いま、いつの間にやらできるようになっていて嬉しいのです。

私の活動のこと、みんながみんな知らなくても、私はここに居られるし、伝える必要はそこまでないのかもしれない。
けれど、地域があってこその協力隊だから。
地域に支えられていまの私があるのだから…
ありがとう、大好きです、もっとお世話になりたいですって気持ちを込めて、これからも記していこうと思います。

残り4回分も頑張ります(/・ω・)/


あべな


○お知らせ○

ブログの更新が滞っているのは、文章を書くのにすっごく時間がかかるからなのです。何度も書き直していたらスピード感がなくなってしまいました(笑)
その分、日々の活動はinstagramで更新をしています。
日記感覚で短く書いています。良ければ御覧くださいね(/・ω・)/
11月最初の活動。残り4ヶ月ちょっとと思うと淋しさで悶える・・・

@umikko723かこちらからどうぞ!ユーザーネームはご愛嬌♥



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# by sea-723 | 2017-11-01 22:50 | 大川暮らし | Comments(0)

大川村の真ん中を突き抜ける吉野川。

ずどーん、とその下流にかまえているのが、早明浦(さめうら)ダムです。


「四国のいのち」とも例えられるこのダムは

四国四県、特に徳島と香川(利水配分率は二県で77%)へ、

生活用水や農業用水を供給しています。

瀬戸内海側はご存知、降水量が少ない地域。

年間1250mm程度で水不足に度々悩まされているのに対し、

太平洋側の高知では年間3000mm以上の降雨があり、台風も相まって洪水災害に悩まされていました。

両者の悩みを解決すべくダムは建設されました。それが1975年。

かれこれ40年以上、洪水調節・新規用水の供給・水力発電・流水環境の維持などの機能を果たし、四国最大にして、特に瀬戸内地域では今や欠かせない存在となっています。


一方で、同じダムだけれど、大川村にとってはまた違う存在。


このダムが建設されるに当たって、むらの中心部の集落の大部分が水没したのです。

その集落にはかつて、役場をはじめとする主要公共施設があり、その周辺にはたくさんの人が住んでいました。

1960年頃、計画が持ち上がると、大規模な反対運動が起こりました。

1968年には大川村民大会が開かれ、全会一致で「ダム建設絶対阻止」を議決し、その気運を高めていました。

いまでもその名残を確かめることができます。

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これは、大川村の旧役場。

もとあったものではなく、ダム計画が発表されてから建てられたもの。

村民の確固たる意思を示すべく

’敢えて’ 想定水没地に建設されたそうです。


しかし、ダムは建設されてしまいました。

このダムの建設に加え、1972年の白滝鉱山(村内にあった鉱山、主に銅を産出)の閉山が重なり、大川村の人口流出が一気に加速したと言われています。

一時期は4000人ほどいた人口がダム建設後には1000人を切り、500人、400人と減って、今や日本で一番人口の少ない村(離島を除く)となってしまいました。


ダムから水を引いているでもなく、収益が入るでもない。

ただそこにあるだけ。

悲しい歴史をむらに刻んだこのダムは、いまも暗い影をおとしているように感じます。

「なんもええことない、負の遺産や」と言う人もおられました。


私は正直、そのときその場に居た訳でないから「歴史」として、ふわっとしか捉えられていないと思う。けれど。

やっぱり、旧役場が現れる姿を見るとぐっとこみ上げるものがありました。

斜面に広がっていたはずの田んぼ、畑。賑わっていたであろう、店や人が忙しく立ち並ぶ様。

「ここに住み続けること」が当たり前じゃなくなる瞬間。

想像すると、凄まじくて…。

にわかに「写真撮ってUpしよう!」みたいな気分にはならなかった。

先の写真を撮影した数日後、台風18号がやって来て、それはまた凄まじい雨を降らし、旧役場は姿を消しました。

色が…

貯水率、撮影時点(16日)では36%やったのが、19日には76%になってるのだから、台風って本当に恐ろしい。(大川を通過したのは17日)

ホッとしたような、、、少しさみしいような。


良くも悪くも、ダムの記憶は風化しているし、この先、私と同じく「歴史」として知る人の方が増えていくのでしょう。

悪者扱いされていたダムですが、最近は前向きに捉える動きがあるのも確かです。ウォータースポーツやウエディング(!)の舞台としての活用が進んでいます。


中でもいいな〜と思ったのは、ダムをきっかけに、吉野川の上流(大川村)と下流(主に徳島・香川)の交流が始まったこと。

早明浦ダムは、渇水が起こりやすいと言われています。その度、下流の徳島県や香川県では取水制限が行われるなど、厳しい生活を余儀なくされます。

そういうこともあって、水源地である上流の環境を知ろう、守ろうという動きが生まれたのです。毎年ある時期に村を訪れては、ツアーで村を回って、植樹されることもあります。


一方の私は、生まれてこの方ほとんど大阪に暮らしていました。

大阪は琵琶湖水系ですから、ありがたいことに、水が枯れることを知りません。

でもそのありがたさは皮肉なもので、「有り難さ」をぼやかしてしまいます。


’水道ひねれば、きれいな水が出てきて当たり前’

ーそんなこと考えていた自分をとても情けなく思いました。

きれいはともかく、出てこないことだってあり得るのですから。


むらに来る前、滋賀県の針江(はりえ)という地域を訪れたことを思い出しました。

そこは琵琶湖の上流で、各家庭で水が湧き出ている場所で、厳しいルールを設け、丁寧に、ずうっときれいな水環境を保っています。


そこのおばちゃんはこんなことを言っていました。

「私ら上流の人間が水をきれいに使わんと、下流の人が困るやろ。そんなのあかんでしょ。私らだけがええ水使うのは。」

恥ずかしいことに、目からウロコの感覚でした。

大阪にいて、そんな気遣いを想像したこと、あったやろうか。


上流の想い、下流の想い。

それぞれ、互いのことを思い合っているだけでなく、それを行動に移していて、習慣のうちに息づいている。これってすごくて、けれど、とっても大切なことだと思います。


驚いたことは山ほどあるけれど、私がむらへ来て一番変わったな〜と感じているのは、この、水にまつわる価値観だったりします。


水と暮らしは切っても切れない関係です。

当たり前過ぎて忘れがちだけれど、もっと大切に思いたい。

そこにどんな人が関わっているのかを想像できるようでありたい。


ダムの建設のいかんは、専門外やからあれこれ言及はできないけれど、、

大勢のために、少数がぞんざいに扱われるのは、いまの政治のメインストリーム。

ダムの記憶をただの歴史にしちゃいけないと思う。

機会を見つけて、当時のことを聞いてみたいと考えています。




あべな



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# by sea-723 | 2017-09-20 21:29 | 大川暮らし | Comments(0)

東京での中間研修に参加してきました!


緑のふるさと協力隊は、事前研修に中間、総括と年に3回研修があります。

全国に散らばる17人の隊員たちが一同に会し、それぞれの経験を語り、

グループワークを通してこれからの活動を考えます。


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普段の生活は毎日が新鮮で、同時に緊張の連続でもあります。

地域おこし協力隊とも違う、ボランティアである緑の協力隊はなかなか説明し難い存在で、孤独を感じることも少なくありません。

そんなとき心の糧になるのは同期たち。

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遠野のアイドルキャサリン♥
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おちゃめな宮崎ブラザーズ

内容も、活動に対して思うことも十人十色そのものだけれど、悩みも喜びも不思議と共感できる部分がたくさんあります。


駆け抜ける毎日。

立ち止まって、振り返ることが出来てよかったなあと思います。

振り返りってなかなか、ひとりじゃ行き詰まるもんね(^O^;)

やりたいこともぽこぽこと生まれてきました:D

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みんなで競歩ゲーム中!

嬉しかったのは、雰囲気変わったねとあちこちから言われたこと。

具体的にどこがどう、というより全体的に「柔らかくなった」とのことでした。

笑い方がやさしくなったな、とか、喋り方がゆっくりになったな、とか

自分でも思うことはありましたが、やはり人からそう言われると嬉しいもの。


この半年間で何を身につけた?と己に問うと

「自信だよ」って答えが返ってきます。


自信ってずっと恥ずかしいものだと思っていました。自惚れのような。

一度持ったら、それ以前の景色が見られなくなってしまうような、

なにかを置いてけぼりにするような感じがあって、ずっと持つことが怖かった。


自信って、言い換えると「受け容れる勇気」なんだと思います。

受け容れる、って何かを置いてけぼりにするような直線的なものとは違って、

一点から同心円状に広がっていくような…懐のような。静かで、深さがある。

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繊細で、ひとを好きでありたいところはみんな共通

むらのひとからたーっぷり愛されて、そんで、

素をぶつけあえる同期と出会えて、私は変わったんだと思います。

自分が自分であることの自信を身につけたことで、

遠く離れた家族とも漸く向き合えるようになりました。

自分のこともちょっとずつ好きになってきました。


むらの暮らしがいい方向に作用しているんだ、ということが

外側からも確かめられて嬉しい限りです。


後半の半年の目標は「仲間を募る、そして実践」

にしました。

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ずっとずっとひとに受け容れられる自信がなくて、

なにごとも自分でやる、自己完結させてきた私ですが

もっともっと仲間を頼っていきたい。協働できるようになりたい。

そのためには自分のこころを伝える努力も信頼も必要で、そのへんはまだまだ試行錯誤しなきゃなあ。

具体的には、一日スナックなり一日居酒屋みたいなものをしてみたいな〜と思っています(*^^*)


あとは、何事もやり遂げること。

どんなに些細なことでも「活動」として取り組めるのが緑の協力隊の良さでもあります。

独自の新聞やむらをPRする掲示物の作成など、小さいながらやりたいことが盛り沢山です。宣言しっぱなしにせず、ちゃんと形にしてゆきたい。



たくさん喋って、飲んで、また喋って、

ちょっと疲れたけど、とてもいいリフレッシュになりました。

各地で頑張る仲間の背中を追いながら、たまに立ち止まりながら、

これからも駆け抜けてゆきます(^o^)

みんな、三月まで元気に頑張りましょう!

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ひとりいないのだぁれだ


あべな



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# by sea-723 | 2017-09-11 16:07 | イベント | Comments(0)

時は語る

9月1日がやって来た

いつもは憂鬱なはじまりの日

自由と退屈にさよならを告げるこの日

非日常から日常に戻る所要時間、たったの7時間

9月1日がやって来た

やっぱり憂鬱なはじまりの日

向かいから来る車の中に懐かしい顔を見つける

スクール・バスのおんちゃん、子ども、役場のおかあさん

あの人も、この人も帰ってきた!

すれ違うとき微笑んだり、クラクションを鳴らしたり

ちょっと手を上げるのが田舎のルール

なんてことない仕草でさえも

一ヶ月ぶりだと新鮮さでいっぱいだ

やさしい気持ちでいっぱいだ

日常って

こんなに愛しいものなのか

9月1日がやって来た

いつもより秋を感じるはじまりの日

山の季節は暦通り移ろうらしい

朝晩すこし肌寒い

学校社会という枠組みに閉じ込められるのが

苦で仕方なかったときもあるけれど

ここまで来れてよかったと思う

ここに還ってこれてよかったと思う

あの時のいじわるな自分を、いじめっ子を、周囲の目を

バカヤロー!って叫んで、笑い飛ばしてやりたい


やさしい世界は目の前にあったのだ

いちばん近くにあったのだ

身の回りのうつくしさは

きっと遠回りしないと見えない

気づけた日がまたはじまりなのかもしれない

これまでの歩みと示唆をくれたひとへ、感謝と祝福を

9月1日は

はじまりの日


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左下に見えるのが隊員の暮らす大平集落


あべな

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# by sea-723 | 2017-09-01 17:46 | 暮らしにおもう | Comments(0)

青じそ漬けてみました

いつのまにやら8月になりました。
のろのろ台風が各地で暴れていますね。
まだ風がごうごう唸っていますが
どうやら大きな被害はなさそうです。ほっ(;O;)

こんな日は自宅で作業。
夏といえば、大葉。何の料理にも、大葉。
な!私の大好きな大葉こと青じそが主役です。
ほんとは色々せなあかんことあるけど現実逃避っちゅうことで
ずーっとやってみたかった、青じその千枚漬けを作ってみました。

きっかけは、青じそを野菜庫で保存していたときのこと。
たった一日だけなのに、水分が出てしまったのか、青黒く、もにょもにょした状態になってしまいました。どうも保存には向いていないよう。
その折たまたま出会ったのが、これ。

青じそで…千枚漬け……?!!

かぶの千枚漬けは聞いたことがあるけれど、青じそは初めて。
それはもうチャレンジあるのみです。

まずはしそを水に晒して…
柔らかく、傷が少ない葉を選びます。
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「ちょっとでも傷みかけの葉があると、全体も傷みやすくなるのよ」

これは、むらの農家さんのほうれん草の選別作業のお手伝いをしていて教えてもらったことです。
ほうれん草では、ちょっとでも色あせているものがあればピッと除いてやります。
一番気をつかうし、時間がかかる上、機械化の難しい作業だけれど、鮮度を保つには必要不可欠。
朝早くから夜遅くまで、集中力を切らさずに選別をするのは大変な仕事です。初夏から冬まで毎日続けてらっしゃいます。

ほうれん草に限らず野菜全般に言えることなんだろうと思います。傷みがあってもそこを除いてやれば長持ちするし、逆に、傷みを甘く見ていると早々とだめにしてしまう。ひとに届く一番手前の段階だからこそ、選別の作業って一番緊張するんだろうなあ。経験則でしかないけれど。

お漬物は保存する期間が長いもの。手間はかかるけれど、葉の表も裏も丁寧に見ないとなあ。
時たまこんなものも。
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何の卵やろう?

選び終えたら水をしっかり切って、タッパーへ。
一面並び終えたら、塩を振ってまた一面埋め尽くして…の繰り返し。
これで一晩。アクを抜いてやります。
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重石代わりに「小夏じゅーす」を。笑(ゆずっぽいような、甘夏っぽいような小夏の味が美味しい!夏におすすめなジュース。)
こういうのは、なるべくあるもので代用してやっちゃうルースな性格です。

一晩置けば、水分が出るようなのでペーパー等で除いてやって、
ひたひたの醤油に漬け込むだけ。
これでお寿司したら美味しいやろうなぁ…1ヶ月くらい待つそうな。

調べてみると、宮崎県の伝統料理で、味噌に漬け込む千枚漬けもあるそう。

こっちが本家やろうか。ばあちゃん達の笑顔がまぶしい…!
下処理は同じ、漬け込み期間が半年とちょっと長そうだけれどやってみるかな。

ちなみにちなみに、大川村のおばあちゃん達は青じそのことを
「青草(セイソウ)」と呼びます。
昔は地で育つのは紫色の紫蘇しか無かったそう。
そのため、「紫蘇」というと紫色の方を指すことになっています。今じゃどちらも野生でそこらじゅうに生えているんですが。。。
どのようにして持ち込まれたかを調べるのも面白いかもしれんなぁ。
おばあちゃん曰く、セイソウの実を醤油漬けにすると美味しいそうな。秋ごろ収穫してやってみよう。(しその保存食品ってどれもお酒のおつまみっぽい!!)楽しみだな〜


こう、家で作業するのは頭がスッキリするので好きです。
日々むらの人からいろんなことを聞くのですが、忘れていることもあったり。
作業の最中、声や顔とともにふっと蘇る瞬間は心地が良い。
新しく「○○聞いてみよう!」って意欲も湧いてくる。
当たり前だけど、アウトプットあってのインプットだなあと思います。こんな時間も大切にしたい。
次雨降ったら、何しようかな。


【その後】

先日頂いたみょうががあったので
ついでに味噌漬けにしてみよ〜と水を出していたら…

うすら濁った水が!これはやばい。
(私の住む集落では沢から直接水を引いているので、大雨が降ると泥が混じって濁ってしまうのです)

(そうだ…ゆきちゃん(この前知り合ったおばあちゃん)に聞いたあれ、やってみるか!)

引き出し開いてガサ、ゴソ。
…できたー!
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何か伝わるやろか?
お茶パックを二重に重ねて蛇口にくくりつけるだけ。
これでゴミは除けるのよ〜とゆきちゃんが教えてくれたのです。

しかし…
20秒も経たぬうちに、これ。
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茶色いのは泥やゴミ。これじゃすぐ変えないかんし、キリがない。
うーん、相当荒れてるんだな。
こういう時は水源地(沢水の採取地)に行って、採水口の掃除や水を貯めるタンクの掃除をするのだけれど、足元が悪いと危険なのでしばらくは厳しそう…。

今回は台風対策の汲み置き水があったのでなんとかなりそう。
やけど…いつまでもこれは大変。早くお天気になるといいなあ。


あべな

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# by sea-723 | 2017-08-07 17:42 | たべもの | Comments(0)